3月の東京十二木【杉（すぎ）】
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東京十二木の十二樹種
３月 杉：すぎ
スギは約５００年前の室町時代より植林されており、戦後には拡大造林として日本各地で植林が進み、国内樹種の中では最も多い植林面積を誇っています。日本人にとっては、とても身近かで馴染みのある木材と言えます。
人工造林がほとんどですが、秋田地方や屋久島などは天然スギの産地として有名です。
スギは真っ直ぐ成長する幹が特徴で、 繊維が真っ直ぐで加工しやすいため、構造材の他にも内装材・家具などさまざまな用途で用いられています。
スギは空気を多く含んでいるので軽く、触れると温かみが感じられます。またさわやかな香りを放ち、 それにより森林浴をしているような効果があり、血圧・脈拍・交感神経活動などを低下させ、リラックス効果を生み出してくれます。 また鎮静作用により、安眠効果も期待できます。さらに抗菌・防虫作用がある点もポイントです。
スギは経年変化することで木目が濃くなり、独特の重厚感が出てきます。ヒノキよりツヤが少ない素材ですが、そのことがかえってお部屋を落ち着きのある印象にしてくれます。和風っぽさやナチュラルさ、ヴィンテージ感など、さまざまなインテリア空間の演出にも役立つ素材と言えるでしょう
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