11月の東京十二木【栗】

11月の東京十二木【栗】

東京十二木の十二樹種

11月 栗:くり

日本では野生種はヤマグリ(山栗)またはシバグリ(柴栗)と呼ばれ、これを改良した園芸種がニホングリ(日本栗)である。現在われわれが口にするのは、ほとんどが園芸品種あるいは外国産である。

農耕が始まる以前の古代には重要な食糧とされ、その名は「古事記」にも登場する。縄文時代には集落の周辺にクリの木を植え、建材及び食用として計画的に管理していたことが、遺物からわかっている。三内丸山遺跡の6本柱の巨大構造物の主柱にも利用されていた。奈良、平安時代には米や麦などと共に常食された。
材は、堅くて重く腐りにくいので、建物の柱や土台、鉄道線路の枕木、家具などに使われてきた。

心材は、タンニンという成分が含まれているため、よく水湿に耐え、防虫・防腐効果もあり、耐久性が高いことから、建築に用いると非常に丈夫なものが出来る。このことは昔からよく知られており、家を建てる際には、建物の土台にはクリがよく用いられてきた。
また栗材は、使い込めば使い込むほどに、薄い色合いだったものが濃くなり、美しい木目もしっかりと浮かび上がり、艶も出てくるため、チェストやテーブル・食器棚などの家具、お皿やスプーン・フォークなど食器の素材としても人気がある。

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