東京十二木の家「気密測定」実施
測定の結果は「隙間相当面積:0.75㎠/㎡」となりました。
「気密測定」とは?
気密測定は、気密測定器という専用の機械を使って行われます。
窓やドアなどの開口部を施錠し、すべての換気口を目張りしたうえで、気密測定用の送風機で屋内の空気を屋外に排出。
そのときの風量と、屋内・屋外の気圧差等から住宅の隙間の合計面積を測定します。
合計面積(㎠)を、建物の延べ床面積で割ることで隙間相当面積(㎠/㎡)を算出します。
今回測定した住宅は約122㎡ですので、建物全体で91.5㎠(9.5㎠角)程度の隙間が有る事になります。
隙間相当面積(すきまそうとうめんせき)とは?
隙間相当面積とは「C値」とも言い、家の気密性を示す指標です。
この数字が小さいほど気密性が高い、すなわち隙間が少ないことを意味します。
かつては次世代省エネルギー基準で、北海道と東北の一部地域では2.0、それ以外の地域では5.0と規定されていましたが、平成25年基準ではなぜか削除されてしまいました。 いずれにしても、C値が1.0以下はかなり気密性が高い住宅と言えます。
気密性の高い家のメリットは?
高気密の家は、外と室内の空気の出入りが抑えられ、外気の影響を受けにくく、室内の温かさ(涼しさ)が外に逃げにくいので、住宅の断熱性能が上がります。
断熱性能が良いと冷暖房効率が上がり、光熱費が抑えられます。
また家全体の温度差が少なく、1年中どこにいても快適な室温で過ごすことができます。
外の湿った空気が室内に入るのを防ぐため、室内や壁体内の結露を防止します。結露によるカビやダニの発生を抑えるので、ぜんそくやアレルギー症状の改善にも繋がります。
また花粉や黄砂、PM2.5など、汚染物質を含んだ空気の侵入も防いでくれます。 換気効率を高めるというメリットもあります。
穴の開いたストローでは空気が漏れてしまい飲み物をうまく吸えないのと同様に、気密性が低い家では換気効率が下がってしまいます。気密性が高ければロスなく計画的に換気を行うことができます。
高気密の家はしっかりと施工された家
高い気密性の家は、高い施工技術を有するとともに、施工管理がしっかりした家、と言うことができます。
どんなに高性能の断熱材やサッシを使っていても、現場の施工精度が低いと、その能力を十分に発揮する事ができず、気密測定でも良い結果が出ないのです。
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